1か月の船旅
1か月間、船旅をしたのは人間ではありません。
横浜から船に乗って私たちが日本から送った大切なものがジャマイカに届いたのです。
実は、我々夫婦が去年から計画し、少しずつ実行にうつしてきたことがあります。
それはジャマイカでお店を開くこと。
何のお店か、お知らせするのはもう少しだけ待ってください。ただいま準備中なので♪
今年の初め頃から、それに必要な物を日本からコンテナに入れて、ジャマイカまで船で運ぶ、というサービスを扱っている業者を探していました。海外にいる素人が業者を探す方法は、まずウェブで検索。思いつくキーワードで探しまくりました。ところが仕向地がジャマイカ、というのがレアケースらしく、「お取り扱いがありません」と言われる事もしばしば。
春の帰国時には、少ないながらも対応していると言ってくれた業者の中からお願いするところを選定し、その「物」を輸出する上で必要な書類の取り寄せ、経済産業省への問い合わせ、提出書類の作成など、初めてのことだらけの日々でした。
あっ、なんだか忙しそうに聞こえるかもしれないけど、これ、皆さんと遊んでる合間にやっていたので、そんな大変ではありませんでした。一つ言うならば、知らない事が多過ぎて、理解するのに時間がかかったくらい。むしろ久しぶりに会社で働いてるみたいな気がして楽しんでやっていたところもあります。
ところで、私は高校卒業後、"国際秘書養成学校"のような超スパルタの、英語を学ぶ事を主とした専門学校に行っていました。ここでは貿易英語のクラスがあったので、私はひととおりの用語は勉強しているはずなのに、覚えてない!たとえば、CIFとか、B/Lとか、CODとか、そういう用語です。何でも覚えた事は実践しないと身に付きませんね。いや〜今のこの時代、インターネットがあってよかった、とまたこの時も思った・・・検索すれば用語の意味はすぐ出て来るのです!とはいえ、業者の方にとっては当たり前の事ですから、知らない事が出て来るたびに質問したり、その意味を確認したり。
戻ってからは日本とジャマイカ、離れている事で、ドキドキすることもたびたびありました。業者の担当者が、通関直前にいきなり連休をとって連絡がとれなくなったり、その事が周りの人に引き継ぎされていなかったり。私の心配をよそにマイペースにスローなのです、この方。また、今日通関するという日になって書類が足りないと言われ、急いで作成し、それを日本で手伝ってくださっている方にメールし、その方が印刷+署名/捺印の後、業者にFAXしたり。その書類が必要なことはもっと前からわかっていたはずなのに。。
そうはいいつつも、通関は執り行われ、8月の終わりに横浜港を出発しました。
旦那が日本に帰っていたのとちょうど同じくらいの期間ですかね、ついに今週、キングストン港に届いたのです。前回、旦那が同じようにコンテナを使ってバイクを送ったときは、港についてからの時間がかなりかかったのですが、今回は超スムーズ!
そして昨日、私たちが借りるモールにコンテナがやってきたのです。感動!!
このコンテナが海を渡って、パナマ海峡を通ってやってきたのです!
中身は機械です。とても大きな機械なので、私たちは13人の若人たちに来てもらって、夜の7時、他のお店が閉店した後、みんなでコンテナからモールに運ぶ作業をしました。 フォークリフトを使わず人の手で下ろしたのには驚き
借りたお店は2階なので、エレベーターを使わせてもらう手配をしていたのにもかかわらず、エレベーターからお店の距離が少しあったので、階段で運んじゃお!ということに。 このあと持ち上げたら階段の天井部分に当たってしまい、もう一つの階段を使う事に
みんなで運ぶ姿はまるで御神輿を担ぐよう。おまけにドリフかよ!って思うようなハプニング、運ぶときのかけ声や「ちょっとまってちょっとまってこっちダメ!」とか言う声がうるさいことうるさいこと、向かいの中華料理屋さんの店員たちが出て来るし、見物人はでるほど、ほんとにうるさかった、でも!でも私にとってはそういう姿が典型的なジャマイカ人の動きだったので、笑ってしまった。ビデオも撮ったので今度お見せしますね。(旦那のカメラに入っているので) これは持ち上げると上からぶら下がっている看板に当たっちゃう、ということで急遽はずす姿
しかし皆の力が一つになったときの力ってすごいものです。大騒ぎしていたけれど、携帯大好きなジャマイカ人が!さぼるの大好きなジャマイカ人が!誰一人として途中でさぼって電話したりすることなく、汗だくになって運んでくれたのには頭が下がる思いでした。そしてみんなの団結力を感じました。男の働く姿萌え〜ってとこですかね。無力な女子には入れない世界です。
そしてラッキーだったのはこの作業を行うだけで「何運んでるの?」「何のお店ができるの?」と道行くひとに聞かれて宣伝できたこと。みんな遠慮せずに聞いてくれるし、聞かない人でもこちらから話しかけて「こういうのができるからオープンしたら来てね」と話しかけてみたり。
結局3時間半かかってすべての物を無事に運び入れる事ができました。一段落。
明日からは組み立て作業。これがまたまた難関。まだまだ長い道のりです。
横浜から船に乗って私たちが日本から送った大切なものがジャマイカに届いたのです。
実は、我々夫婦が去年から計画し、少しずつ実行にうつしてきたことがあります。
それはジャマイカでお店を開くこと。
何のお店か、お知らせするのはもう少しだけ待ってください。ただいま準備中なので♪
今年の初め頃から、それに必要な物を日本からコンテナに入れて、ジャマイカまで船で運ぶ、というサービスを扱っている業者を探していました。海外にいる素人が業者を探す方法は、まずウェブで検索。思いつくキーワードで探しまくりました。ところが仕向地がジャマイカ、というのがレアケースらしく、「お取り扱いがありません」と言われる事もしばしば。
春の帰国時には、少ないながらも対応していると言ってくれた業者の中からお願いするところを選定し、その「物」を輸出する上で必要な書類の取り寄せ、経済産業省への問い合わせ、提出書類の作成など、初めてのことだらけの日々でした。
あっ、なんだか忙しそうに聞こえるかもしれないけど、これ、皆さんと遊んでる合間にやっていたので、そんな大変ではありませんでした。一つ言うならば、知らない事が多過ぎて、理解するのに時間がかかったくらい。むしろ久しぶりに会社で働いてるみたいな気がして楽しんでやっていたところもあります。
ところで、私は高校卒業後、"国際秘書養成学校"のような超スパルタの、英語を学ぶ事を主とした専門学校に行っていました。ここでは貿易英語のクラスがあったので、私はひととおりの用語は勉強しているはずなのに、覚えてない!たとえば、CIFとか、B/Lとか、CODとか、そういう用語です。何でも覚えた事は実践しないと身に付きませんね。いや〜今のこの時代、インターネットがあってよかった、とまたこの時も思った・・・検索すれば用語の意味はすぐ出て来るのです!とはいえ、業者の方にとっては当たり前の事ですから、知らない事が出て来るたびに質問したり、その意味を確認したり。
戻ってからは日本とジャマイカ、離れている事で、ドキドキすることもたびたびありました。業者の担当者が、通関直前にいきなり連休をとって連絡がとれなくなったり、その事が周りの人に引き継ぎされていなかったり。私の心配をよそにマイペースにスローなのです、この方。また、今日通関するという日になって書類が足りないと言われ、急いで作成し、それを日本で手伝ってくださっている方にメールし、その方が印刷+署名/捺印の後、業者にFAXしたり。その書類が必要なことはもっと前からわかっていたはずなのに。。
そうはいいつつも、通関は執り行われ、8月の終わりに横浜港を出発しました。
旦那が日本に帰っていたのとちょうど同じくらいの期間ですかね、ついに今週、キングストン港に届いたのです。前回、旦那が同じようにコンテナを使ってバイクを送ったときは、港についてからの時間がかなりかかったのですが、今回は超スムーズ!
そして昨日、私たちが借りるモールにコンテナがやってきたのです。感動!!
中身は機械です。とても大きな機械なので、私たちは13人の若人たちに来てもらって、夜の7時、他のお店が閉店した後、みんなでコンテナからモールに運ぶ作業をしました。
借りたお店は2階なので、エレベーターを使わせてもらう手配をしていたのにもかかわらず、エレベーターからお店の距離が少しあったので、階段で運んじゃお!ということに。
みんなで運ぶ姿はまるで御神輿を担ぐよう。おまけにドリフかよ!って思うようなハプニング、運ぶときのかけ声や「ちょっとまってちょっとまってこっちダメ!」とか言う声がうるさいことうるさいこと、向かいの中華料理屋さんの店員たちが出て来るし、見物人はでるほど、ほんとにうるさかった、でも!でも私にとってはそういう姿が典型的なジャマイカ人の動きだったので、笑ってしまった。ビデオも撮ったので今度お見せしますね。(旦那のカメラに入っているので)
しかし皆の力が一つになったときの力ってすごいものです。大騒ぎしていたけれど、携帯大好きなジャマイカ人が!さぼるの大好きなジャマイカ人が!誰一人として途中でさぼって電話したりすることなく、汗だくになって運んでくれたのには頭が下がる思いでした。そしてみんなの団結力を感じました。男の働く姿萌え〜ってとこですかね。無力な女子には入れない世界です。
そしてラッキーだったのはこの作業を行うだけで「何運んでるの?」「何のお店ができるの?」と道行くひとに聞かれて宣伝できたこと。みんな遠慮せずに聞いてくれるし、聞かない人でもこちらから話しかけて「こういうのができるからオープンしたら来てね」と話しかけてみたり。
結局3時間半かかってすべての物を無事に運び入れる事ができました。一段落。
明日からは組み立て作業。これがまたまた難関。まだまだ長い道のりです。
by af_daba
| 2009-10-02 23:36
| Business
縁あって住むことになった地球のほぼ裏側、ジャマイカで、私ことdabanが目で見た、感じた日常をおとどけしまーす。ゆるく、時にあつく。第5シーズンに突入しました。
by af_daba
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